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国産材の間伐材、なぜ有効活用しなければならないの?

国産材についての情報を見ていると「間伐材」という言葉に行き当たります。間伐とは、人工林を適切な環境に保つために、伐るべき木を伐採する作業のことをいいます。

人工林では樹木を太く、まっすぐに育てるために、あまり間隔を開けずに植林を行うため、そのまま放置しておくと樹木は十分なスペースを得られずに痩せ、光合成ができずに弱くなり、強風や豪雪、病気などで折れてしまいます。そこで成長の途中に、良くない苗や取り除くべき苗を定期的に伐採する「間伐」が必要になります。

間伐をすれば「間伐材」が出るわけですが、この間伐材を販売しようとしても、価格が安すぎて作業費用をまかなえなかったり、より安価でロットの大きい輸入材が選ばれてしまったり、成長してから伐採した「主伐材」に比べて用途が限られてしまうなどの理由により、なかなか流通しないのが日本の国産材の現状です。

そうなると間伐の作業自体が行われなくなり、手の入らない人工林が放置されて、地球における貴重な再生資源である国産材の有効活用ができません。間伐されずに弱いまま腐ってしまった木は、二酸化炭素を放出するので地球温暖化にもダメージを与えます。

このような現状を改善するために、日本の林業において間伐材の有効利用が叫ばれています。


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